旅客機プラモ JAL B777-200 1/144 電飾化してみた
ステイホーム おうちでプラモ
1/144サイズで軍用機プラモばかり作りはじめて1年。
戦闘機、かっこいいー!
軍用機、かっこいー!
でも色が地味ー!(記念塗装機とかはあるけれど・・・)
お色はグレーが中心。なおかつツヤ消し塗装。
たまには、ピカピカできれいな飛行機も作ってみたい。
というわけで、旅客機を作ってみたくなる。
でも、旅客機は難しいのです。
軍用機は渋めで地味。
だから、基本地味目にしておけば「ごまかし」OK!
(ほんとはダメです!!)
いのやんは、モデラーではなく、ただの「プラモコレクター?」なので、見て楽しめればOKなのだ。
だから、雰囲気が出ていれば多少のアラはOK。「ごまかしOKです」
でも、旅客機はピッカピカなので、キレイに作成するのが基本。
これが結構たいへん。
いのやん、あんまり自信がありません。プラモ歴1年の素人です。
でも、旅客機作ってみます。
せっかく作るなら、ピッカピカ~にしてみたい。
いっそのこと、ライトを入れて光らせたいなあ。
ボーイング777-200(童友社製) 1/144 JAL(旧塗装)
というわけで、メルカリでポチっと購入。
いのやん。戦闘機はチョットだけわかるけど、旅客機はあんまりわかんない・・・
JALとANAの見分けくらいしかつきません。
ボーイングとエアバスの区別、もちろん区別はつきません。
だからこのB777もよくわからないまま御購入。
いつも、戦闘機プラモデルをを/144サイズで集めている。
だから、旅客機も1/144サイズで揃えたい。
でも、旅客機は1/200サイズがポピュラーみたいで、1/144サイズがあんまりないんですよね。
だから、よくわからないまま、「1/144」「JAL」というだけで購入してみました。
で、「いのやん」Wikipediaで調べてみました(買う前に調べるべきですが・・・)、ジャンボジェットより少し小さいだけの、大型のワイドボディ機なんですって。全長63.7m、全幅60.9m
だから。このプラモ、けっこうデカイ。
全長42cm。
いつもは、手に乗せて記念撮影を楽しんでいる「いのやん」
手に乗せるどころか、完成しても置いておく場所がない。
どうしよう。
でも、作る。
保管場所は後から、考えるればいいし。
あと、もうひとつ。
色目がネットで調べて出てくるモノとなんか違う。
塗装は2世代前の旧塗装。2000年前後の塗装なんだって。JALはこのイメージだったので、ちょっとショック!
「いのやん」のイメージは20年前から変わってない・・・
でも、カッコいいからOKなのだ。
気を取り直して、さっそく組み立てにかかります!
なんじゃこれー!
メルカリ、旧塗装。そう、古いモデルだからだろうか?胴体パーツが「ねじれ」ている。
まるで雑巾をしぼったかのよう。おおよそ、30度くらいはねじれてる。
胴体パーツが途中くらいから尾翼の方までぐねーとねじれてる・・・
でも「いのやん」あきらめません。
ドライヤーであっためて、すこしづつねじれを治してみる。
で、当然。割れます
パッキーン!です。
結構大きく割れました・・・ショックです。
このまま割れを修理するのも嫌なので、完全に切り離す
垂直尾翼も後で切り離して手直しです。30度も傾いていたら、切るしかないですわ。
これで、ねじれは解消?!割れ目は後で修理します。
とりあえず前に進みます。
問題はまだあります。この模型、窓が開いてない。
ピカピカにするなら、電飾するなら窓からの光も表現したい。付属のシール貼りで終わってしまうのは、もったいない。
だから、窓を開けてみる。
全部で126枚+コクピット6枚。結構手間ですが、これは避けてはいけない。見た目に大きく影響がある(はず)。
まあ、なんとかなりました。
客席はそのままですが、コクピットだけは紫外線硬化の透明レジン(100円均一で購入)で、この後ふさぎました。
ちなみに、割れた胴体はこんな感じです・・・
完全に真っ二つです。
もう、すっきりです!いさぎ良さに笑うしかありません。
つまようじやら。はし、なんでもいいので棒で固定。100円速乾パテで固定です。
見えないのいいことに、ぐちゃぐちゃです。でもしっかり固定です。
ちなみに、翼の付け根ですが、LEDの仕込み+配線用に穴をあけています。結構無造作です。
電飾を仕込みます。
当たり前ですが、組み立てる前に仕込みます。
電源は、①電池を仕込 ②外部電源。
どちらかを選ぶのですが、
①電池を仕込むには、それだけの工作が必要。
(電池ボックス、スイッチ、電池交換用の取り出し口、など)
見た目はきれいけど、「いのやん」そんな技術は持ち合わせていません。
だから②外部電源1択。
外部電源のとり方は、車輪に電線をつないで展示台から通電にするか?
案外難しい。試してみたけど、満足する形にはならなかった。
車輪に金属線・板をきちんと通電するように仕込むのが難しいのよね。
ちょっと飛行機を展示台から動かすだけで電気がきれるし。接触するポイントが狭い。
というわけで、すなおに家庭用100V電源からアダプターです。これなら機体にジャック取り付けるだけなので、らくちん確実。
電子部品通販でメジャーな「秋月電子」で合わせて800円くらい。結構リーズブルですね。「いのやん」嬉しいです。
さあ電飾です。どこを光らせるか?
「いのやん」知識がないので、調べてみる
結構ありますね。「いのやん」どこまでできるかな。
翼端の白色衝突防止灯は点滅を諦めます(技術不足・照度優先)。尾翼航法灯は1枚羽に配線用の溝を通すのが難しそうなので、あきらめた。
航法灯はチップLEDを設置後に着色。
そのかわり、ロゴ灯をつけます(いまひとつ場所がわからないので、尾翼付け根にいれます)。尾翼のロゴマークが浮かび上がるとカッコいい!
尾部の衝突防止灯は点滅かな?でもできないので常時点灯。
地上滑走灯は光ファイバーで車輪のあたりに。着陸灯はLEDをつばさの付け根に埋めこむ。
客席・コクピットは黄色く光らせたい。上下の衝突防止灯は照度より点滅優先で光ファイバーを使用。
⇒ ※照度のバランスが悪いです。全体的に後ろが明るくなりました・・・
電飾ですが、基本砲弾型LED+チップLEDを使用。
サイズを考えると全部チップLEDがいいんだけど、抵抗計算がややこしくなるので、色付きは使ってません。色が変わると電圧も変わるみたいです。(でも、色付きLEDを使うほうが絶対にいいですね)LEDにあとから着色すると、照度が下がる!!
おまけに、チップLEDには点滅タイプがないみたいで、回路を組めない「いのやん」は点滅型抵抗内蔵LEDを使うしかないんですよね。
なので、このライトがすべての基準になりました。
この点滅LEDに光ファイバーを組み合わせて「アンチコリジョンライト」を光らせます。(飛行機の上下にある赤い点滅灯)
で、「いのやん」中学校での授業以来の「ハンダコテ」で配線作業。
「確実につける」「ショートしない」この2点を守るだけしかしていないので、コードはぐちゃぐちゃです。
なんとか点灯!
やっとプラモデルスタートです。
本体割れの修理、窓穴あけ作業、電飾の配線、キットのゆがみ修理(最大3mmの隙間が・・・)まるで土木作業のような状況を乗り越え(?)なんとか組み立てまで進みました。
結構じゃまくさい・・・
ここまで来ると後は、組み立てて塗るだけ・・・のはず。
お!飛行機です。
灯もれ防止用に黒サーフェイサー(サーフェイサー初体験です)でコーティング。もちろん内側も光漏れ対策に厚塗り塗装+アルミホイル貼り。
それにしても、デカイ!!
乾燥後すぐにホワイトサーフェイサーで上塗り。
何度も何度も、塗ってやすりがけの繰り返し・・・
お、きれいじゃん!
エンジンついてないけど、もう無いほうがいいかも?
翼の色目は少しトーンを落としてます。
指定色では黒すぎて違和感があります。
だから、一番暗い部分で「ガルグレー」止まりです。
機首の帯はデカール使いません。絶対に機首部分で左右の張り合わせがグチャグチャになります、間違いないです。
ここもガルグレーで塗装です。
ちなみに、左右で帯の長さが違います。
「いのやん」間違えました。
泣く泣く、塗りなおしました。
ちなみに、車輪です(塗装中ですが)。大きい機体なので、車輪もデカイです。(同サイズの戦車ともいい勝負ですね)
できあがり。
ステイホームでできた時間をフル投入。
約100時間の作業でなんとか完成です。
手直し+電飾配線がややこしい。時間の大半がそこに費やされました。
「いのやん」の【反省点】
・100時間はかかりすぎ、「いのやん」手が遅い。これは改善ができない・・・
・塗装塗分け用のマスキングテープを使い切ったので、ビニールテープで代用。プラモの表面がかなり荒れてしまいました。できれば使用しない、もしくは使用後は速やかにはがすべし。
・なんとかして、エアブラシを手に入れたい。缶スプレーでは結果的に高くつく。今回、サーフェイサー・トップコートも含めると、缶スプレーは8本使用。
・チップLEDは優秀です。できればすべて使用するべき。照度にムラがでてもったいない。
・光ファイバーは折れやすい。太いほうが丈夫。
・光ファイバーは取り付け後は、できるだけ短くカット。途中で折れる事故が起こる。
・収納場所が、まだきまっていない。
「いのやん」【よかった点】
そりゃあ、やっぱり
大きさ故の存在感!+点灯時の気持よさ!
これにつきますね。
こりゃいいわ。病みつきになりそうです。
点灯!
100V家庭用コンセントで常時点灯可能です。スタンドも黒くて目だないので、部屋の明かりを消してひとり楽しんでます。
うん、夜間飛行ですね。
イージーリスニングを流すと、まるで「ジェットストリーム」
「城 達也」さんのバリトンが聞こえてくる気がします。
遠い地平線が消えていきそうです。
機会があれば、次はANAですね。
でも、しばらくば旅客機はしんどいかな。
長文、お付き合いいただきありがとうございました。
ではでは。