旅客機プラモ JAL B777-200 1/144 電飾化してみた

2020年8月25日

電飾 JAL B777

ステイホーム おうちでプラモ

1/144サイズで軍用機プラモばかり作りはじめて1年。

戦闘機、かっこいいー!

軍用機、かっこいー!

でも色が地味ー!(記念塗装機とかはあるけれど・・・)

お色はグレーが中心。なおかつツヤ消し塗装。

たまには、ピカピカできれいな飛行機も作ってみたい。

というわけで、旅客機を作ってみたくなる。

でも、旅客機は難しいのです。

軍用機は渋めで地味。

だから、基本地味目にしておけば「ごまかし」OK

(ほんとはダメです!!)

いのやんは、モデラーではなく、ただの「プラモコレクター?」なので、見て楽しめればOKなのだ。

だから、雰囲気が出ていれば多少のアラはOK。「ごまかしOKです」

でも、旅客機はピッカピカなので、キレイに作成するのが基本。

これが結構たいへん。

いのやん、あんまり自信がありません。プラモ歴1年の素人です。

でも、旅客機作ってみます。

せっかく作るなら、ピッカピカ~にしてみたい

いっそのこと、ライトを入れて光らせたいなあ

B777-200 プラモ

ボーイング777-200(童友社製) 1/144 JAL(旧塗装)

というわけで、メルカリでポチっと購入。

いのやん。戦闘機はチョットだけわかるけど、旅客機はあんまりわかんない・・・

JALとANAの見分けくらいしかつきません。

ボーイングとエアバスの区別、もちろん区別はつきません。

だからこのB777もよくわからないまま御購入。

いつも、戦闘機プラモデルをを/144サイズで集めている。

だから、旅客機も1/144サイズで揃えたい。

でも、旅客機は1/200サイズがポピュラーみたいで、1/144サイズがあんまりないんですよね。

だから、よくわからないまま、「1/144」「JAL」というだけで購入してみました。

で、「いのやん」Wikipediaで調べてみました(買う前に調べるべきですが・・・)、ジャンボジェットより少し小さいだけの、大型のワイドボディ機なんですって。全長63.7m、全幅60.9m

だから。このプラモ、けっこうデカイ。

全長42cm。

いつもは、手に乗せて記念撮影を楽しんでいる「いのやん」

手に乗せるどころか、完成しても置いておく場所がない。

どうしよう。

でも、作る。

保管場所は後から、考えるればいいし。

あと、もうひとつ。

色目がネットで調べて出てくるモノとなんか違う。

塗装は2世代前の旧塗装。2000年前後の塗装なんだって。JALはこのイメージだったので、ちょっとショック!

「いのやん」のイメージは20年前から変わってない・・・

でも、カッコいいからOKなのだ。

気を取り直して、さっそく組み立てにかかります!

なんじゃこれー!

メルカリ、旧塗装。そう、古いモデルだからだろうか?胴体パーツが「ねじれ」ている

まるで雑巾をしぼったかのよう。おおよそ、30度くらいはねじれてる。

胴体パーツが途中くらいから尾翼の方までぐねーとねじれてる・・・

でも「いのやん」あきらめません。

ドライヤーであっためて、すこしづつねじれを治してみる。

で、当然。割れます

パッキーン!です。

胴体割れる
割れたプラモ

結構大きく割れました・・・ショックです。

このまま割れを修理するのも嫌なので、完全に切り離す

垂直尾翼も後で切り離して手直しです。30度も傾いていたら、切るしかないですわ。

これで、ねじれは解消?!れ目は後で修理します。

とりあえず前に進みます。

問題はまだあります。この模型、窓が開いてない。

ピカピカにするなら、電飾するなら窓からの光も表現したい。付属のシール貼りで終わってしまうのは、もったいない。

だから、窓を開けてみる。

全部で126枚+コクピット6枚。結構手間ですが、これは避けてはいけない。見た目に大きく影響がある(はず)。

窓開けてみる
コクピットも開ける

まあ、なんとかなりました。

客席はそのままですが、コクピットだけは紫外線硬化の透明レジン(100円均一で購入)で、この後ふさぎました。

ちなみに、割れた胴体はこんな感じです・・・

B777 割れる

完全に真っ二つです。

もう、すっきりです!いさぎ良さに笑うしかありません。

割れた胴体裏側
割れた胴体 表側

つまようじやら。はし、なんでもいいので棒で固定。100円速乾パテで固定です。

見えないのいいことに、ぐちゃぐちゃです。でもしっかり固定です。

ちなみに、翼の付け根ですが、LEDの仕込み+配線用に穴をあけています。結構無造作です。

電飾を仕込みます。

当たり前ですが、組み立てる前に仕込みます。

電源は、①電池を仕込 ②外部電源。

どちらかを選ぶのですが、

①電池を仕込むには、それだけの工作が必要。

(電池ボックス、スイッチ、電池交換用の取り出し口、など)

見た目はきれいけど、「いのやん」そんな技術は持ち合わせていません。

だから②外部電源1択。

外部電源のとり方は、車輪に電線をつないで展示台から通電にするか?

案外難しい。試してみたけど、満足する形にはならなかった。

車輪に金属線・板をきちんと通電するように仕込むのが難しいのよね。

ちょっと飛行機を展示台から動かすだけで電気がきれるし。接触するポイントが狭い。

というわけで、すなおに家庭用100V電源からアダプターです。これなら機体にジャック取り付けるだけなので、らくちん確実。

家庭用アダプター
12V 1Aを選択

アダプタージャック
ジャックを機体に組み込みます。目立たないお尻にね。

電子部品通販でメジャーな「秋月電子」で合わせて800円くらい。結構リーズブルですね。「いのやん」嬉しいです。

さあ電飾です。どこを光らせるか?

「いのやん」知識がないので、調べてみる

結構ありますね。「いのやん」どこまでできるかな。

翼端の白色衝突防止灯は点滅を諦めます(技術不足・照度優先)。尾翼航法灯は1枚羽に配線用の溝を通すのが難しそうなので、あきらめた。

航法灯はチップLEDを設置後に着色。

そのかわり、ロゴ灯をつけます(いまひとつ場所がわからないので、尾翼付け根にいれます)。尾翼のロゴマークが浮かび上がるとカッコいい!

尾部の衝突防止灯は点滅かな?でもできないので常時点灯。

地上滑走灯は光ファイバーで車輪のあたりに。着陸灯はLEDをつばさの付け根に埋めこむ。

客席・コクピットは黄色く光らせたい。上下の衝突防止灯は照度より点滅優先で光ファイバーを使用。

  ⇒ ※照度のバランスが悪いです。全体的に後ろが明るくなりました・・・

電飾ですが、基本砲弾型LED+チップLEDを使用。

砲弾型LED
直径5mmの砲弾型LED
チップLED
幅1mmくらいしかないチップLED。コードが付いた状態で40円程度。便利なものです。

サイズを考えると全部チップLEDがいいんだけど、抵抗計算がややこしくなるので、色付きは使ってません。色が変わると電圧も変わるみたいです。(でも、色付きLEDを使うほうが絶対にいいですね)LEDにあとから着色すると、照度が下がる!!

おまけに、チップLEDには点滅タイプがないみたいで、回路を組めない「いのやん」は点滅型抵抗内蔵LEDを使うしかないんですよね。

なので、このライトがすべての基準になりました。

点滅LED
点滅LED(抵抗内蔵)12V

この点滅LEDに光ファイバーを組み合わせて「アンチコリジョンライト」を光らせます。(飛行機の上下にある赤い点滅灯)

で、「いのやん」中学校での授業以来の「ハンダコテ」で配線作業。

「確実につける」「ショートしない」この2点を守るだけしかしていないので、コードはぐちゃぐちゃです。

配線ぐちゃぐちゃ
点灯

なんとか点灯!

やっとプラモデルスタートです。

本体割れの修理、窓穴あけ作業、電飾の配線、キットのゆがみ修理(最大3mmの隙間が・・・)まるで土木作業のような状況を乗り越え(?)なんとか組み立てまで進みました。

結構じゃまくさい・・・

ここまで来ると後は、組み立てて塗るだけ・・・のはず。

黒サーフェイサー

お!飛行機です。

灯もれ防止用に黒サーフェイサー(サーフェイサー初体験です)でコーティング。もちろん内側も光漏れ対策に厚塗り塗装+アルミホイル貼り。

それにしても、デカイ!!

白サーフェイサー

乾燥後すぐにホワイトサーフェイサーで上塗り。

何度も何度も、塗ってやすりがけの繰り返し・・・

お、きれいじゃん!

エンジンついてないけど、もう無いほうがいいかも?

製作中画像 B777-200
製作中画像JAL B777-200

翼の色目は少しトーンを落としてます。

指定色では黒すぎて違和感があります。

だから、一番暗い部分で「ガルグレー」止まりです。

機首の帯はデカール使いません。絶対に機首部分で左右の張り合わせがグチャグチャになります、間違いないです。

ここもガルグレーで塗装です。

ちなみに、左右で帯の長さが違います。

「いのやん」間違えました。

泣く泣く、塗りなおしました。

車輪

ちなみに、車輪です(塗装中ですが)。大きい機体なので、車輪もデカイです。(同サイズの戦車ともいい勝負ですね)

できあがり。

ステイホームでできた時間をフル投入。

約100時間の作業でなんとか完成です。

手直し+電飾配線がややこしい。時間の大半がそこに費やされました。

完成JAL B777

「いのやん」の【反省点】

・100時間はかかりすぎ、「いのやん」手が遅い。これは改善ができない・・・

・塗装塗分け用のマスキングテープを使い切ったので、ビニールテープで代用。プラモの表面がかなり荒れてしまいました。できれば使用しない、もしくは使用後は速やかにはがすべし。

・なんとかして、エアブラシを手に入れたい。缶スプレーでは結果的に高くつく。今回、サーフェイサー・トップコートも含めると、缶スプレーは8本使用。

・チップLEDは優秀です。できればすべて使用するべき。照度にムラがでてもったいない。

・光ファイバーは折れやすい。太いほうが丈夫。

・光ファイバーは取り付け後は、できるだけ短くカット。途中で折れる事故が起こる。

・収納場所が、まだきまっていない。

「いのやん」【よかった点】

そりゃあ、やっぱり

大きさ故の存在感!+点灯時の気持よさ!

これにつきますね。

こりゃいいわ。病みつきになりそうです。

JAL B777
塗料瓶・10円玉との比較。
同縮尺のブルーインパルスとの比較。
JAL B777
良い感じです。まるで、通販サイトの完成見本画像のようです。
JAL B777
JAL ロゴ
2世代前の塗装ですが、JALはこの時代のロゴが一番カッコいいです。
ロゴはシールから文字だけを切り取り、ミスは筆で修正塗です。
ちなみに、帯のグレーとの違和感が出ないように赤もグレーぽくしています。
JAL 鶴丸
JALといえば、やっぱり鶴丸ですよね。そびえ立つのがいいっっす!
(現用の鶴丸は、少し変わってます)
実機のお尻はシルバーORグレー。塗るか迷いましたがヤメました。

点灯!

100V家庭用コンセントで常時点灯可能です。スタンドも黒くて目だないので、部屋の明かりを消してひとり楽しんでます。

うん、夜間飛行ですね。

イージーリスニングを流すと、まるで「ジェットストリーム」

「城 達也」さんのバリトンが聞こえてくる気がします。

遠い地平線が消えていきそうです。 

JAL B777離陸
離陸!
JAL 点灯 B777
翼端灯の赤・緑+白が写真ではわかりにくいです・・・
アンチコは点滅します(点滅、めっちゃ早いけど・・・)
JAL B777
夜間飛行
JAL B777離陸
着陸(早っ!)
電飾 JAL B777
尾翼のマークが浮かび上がって見える。
地面からの跳ね返りが気持ちいい~わ。
JAL B777 飛行
とりあず、合成してみる・・・
うん、やっぱジェットストリームだわ。

機会があれば、次はANAですね。

でも、しばらくば旅客機はしんどいかな。

長文、お付き合いいただきありがとうございました。

ではでは。

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